様々な要因でサービスの提供が無期延期になった網走周辺を除き、日本全国で3メディア、3レベルでのサービスを提供するようになったVICS。これからは情報の中身が勝負になる。ドライバーにより役立つ情報を提供すべく、情報の見直しをVICSセンターでは始めた。
最近、道路を走っていると、光ビーコンからの情報が「走行注意−簡易図形作成中−」というものを見かけることが多くなった。東京モーターショーVICSセンターブースの説明員によると、全国でサービス提供ができるようになった今、情報の見直しを全国展開で始めているようだ。
その一つの表れが、先ほどの画面。今後、高速道路でのレベル3の渋滞などの表示タイミングなどを検討、改良していくようだ。
ただ最終的に、情報の内容の見直しについては、その地元の公共団体の作業によることになり、VICSセンターでは簡単に変更できない。VICSセンターでは、情報の見なおしについて公共団体に上申し変更を依頼するしかないようだ。
渋滞による経済的な損失が問題になっている今、渋滞緩和のためにも、地方公共団体も積極的に交通情報の精度向上に力をいえるべきだろう。