メルセデスベンツのコンセプトカー『F500マインド』は、考えられる最新技術がつめこまれたコンセプトカー。ブレーキやアクセルペダルは踏み角度ではなく、踏圧を感知して制御するなど未来装備が盛りだくさん。
F500マインドに詰め込まれた未来装備は、踏圧感知ペダルのほか、赤外線レーザーヘッドライトを使って暗闇でも歩行者などを映し出すナイトビジョンシステム、通常方向、観音開き方向のどちらにも開く2ウェイリアドア、手を近づけただけで動作するスイッチ類、通常のBピラーがなくてもボディ剛性を確保するインテリアピラーなど。
また、F500マインドはパワーユニットにハイブリッドディーゼルエンジンを搭載している。V8のコモンレール直噴ディーゼルエンジンと電動モーターを組み合わせ、発進時など内燃効率の悪い場合にモーターがアシスト。ブレーキ時の発電作用で充電も行なう。
なお、F500マインドはコンセプトカーなので市販の予定はない。装備された個々のシステムが、検証されながらコストが抑えられ、実用化技術となっていくのだという。