東京ショーにトヨタが初出展してきたレクサスブース。その中に鎮座する2台が異彩を放ち、独特な空間を作り出す。『LF-S』と『LF-X』はレクサスのデザインフィロソフィ「L-フィネス」を具現化したモデルである。
2台は今年から日本に発足したレクサスデザイン部によるデザイン。次期『セルシオ』や『アリスト』への期待を抱かせる2台だが、「これはあくまでコンセプトモデルです。しかしこらからのレクサスの方向性を見せる重要な2台です」と語るのは、松本謙悟レクサスデザイン部長。
「レクサスはデザインフィロソフィ『L-フィネス』を提唱します。極めてシンプルな“純”、感性に響く深み=“妙”、もてなしの心に通じる先取りの気概=“和”という3つのキーワードを、プロポーション、アーキテクチャー、サーフェイスという要件にに絡めてデザインします」と続ける。
「ブランドをより強固にするレクサスを楽しみにしていてください」と松本部長。レクサスブランドが日本で本格スタートするのは2005年8月。早くも待ちきれない期待を抱かせる2台だ。