ホンダ、世界初の50cc4ストローク用燃料噴射装置を開発

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ホンダ、世界初の50cc4ストローク用燃料噴射装置を開発
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ホンダは3日、燃費向上や排ガスのクリーン化を実現する電子制御燃料噴射装置(PGM−FI)で、4ストローク50ccの2輪車エンジン用を開発したと発表した。量販車向けでは世界で初めてであり、2004年春に国内向けの新型スクーターに搭載して売り出す。

小排気量エンジン向けの燃料噴射装置は、システムの小型化や低コスト化が困難で、これまで量販車への適用は実現していない。ホンダは、システム構成部品の機能集約や一体設計により大幅に部品点数を削減、課題を克服したという。燃費は30km/h定地走行で約7%、市街地を想定した実走行モードで約10%向上させたという。 

また、排ガスは国内規制値に対してCO(一酸化炭素)、HC(炭化水素)ともに約半分を実現した。ホンダは、07年末までに国内向けスクーターの全量に採用する計画。また、2010年末までには世界で発売する大半の2輪車にも搭載するとしている。

《池原照雄》

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