阪神優勝、経済効果6000億円……クルマは売れるのか

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阪神タイガース優勝における「経済効果約6355億円」が自動車産業で効果があるのか。18年前の優勝時には自動車産業への波及は見られず、今回はむしろ悪影響がでそうだ。……そんな調査結果が出た。

分析・調査したのは、クルマの買い取りと販売を行なうガリバーインターナショナルにおいて、自動車流通に関する分析・調査を行っているガリバー自動車流通研究所。同研究所の調べによると、前回タイガースが優勝した1985年前後の3年間の自動車販売台数の推移を見ると、全国・関西地区共に変化は特にない。

6000億円以上ともいわれる経済効果は、おもにタイガースファンによるタイガース関連商品やサービスでの消費のようだ。優勝による経済効果は野球関連など一部の産業においてプラスとなり、他の業界においてはマイナスさえ考えられるという。

ガリバー自動車流通研究所の鈴木詳一所長は「阪神優勝など、自動車業界に関係のないところから、自動車の販売が伸びるかどうかと言うと、結論は『関係しない』となった。阪神優勝の恩恵よりも、東京モーターショーでの市場の回復が望まれる」とコメントしている。

《高木啓》

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