トヨタ、『セルシオ』に進化したプリクラッシュ・セイフティ設定

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トヨタ自動車は4日、高級セダン『セルシオ』をマイナーチェンジして発売した。安全性能をより高めるため、今年2月発売の高級SUV『ハリアー』に初採用したプリクラッシュ・セイフティ・システムを、一部仕様を除く全モデルにオプション設定した。システムにはハリアーにはなかった機能も追加、一段と進化させている。

プリクラッシュ・セイフティ・システムは、レーダーによって前方走行車などとの距離を測定、衝突不可避時のブレーキアシストやシートベルトの巻き込みによる乗員拘束などを行うもの。国内ではトヨタが『ハリアー』に初採用したほか、ホンダが6月に全面改良した『インスパイア』にも採用している。

『セルシオ』のシステムは、前方車や障害物との衝突可能性が高い場合、ブザーとメーター内のディスプレィへの表示で警告する機能を追加。さらに、ドライバーのブレーキ操作の有無に拘らずブレーキをかける「プリクラッシュ・ブレーキ」機能も追加した。この機能は『インスパイア』には採用されている。トヨタは、『ハリアー』のプリクラシステム(オプション)にも順次、これらの新機能を追加する計画という。

《池原照雄》

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