楽しいか、美しいか、感動を呼び起こすか……と、新型『レガシィ』の開発の狙いは、まるで昔の青春ドラマの先生の言葉のよう。そして実車は、青春どころか、だいぶ大人びたと思う。走りのレベルは相変わらず高いと思うし、何より、走らせてクルマの随所から感じられる“質”が、大きく上がったのがいい。
反面、レガシィ“らしさ”という点で、ガツン!とササるような要素はもっとあってもいいかも……と現時点では感じてもいる。水平対向エンジンの音も、回転を上げると聞かせる音を発するが、以前の存在感のある音とは違っているし……。