【新型ホンダ『インスパイア』発表】ハイテク装置の活用で静粛性は大幅にアップ

新型『インスパイア』は北米市場で販売中の『アコード』(通称USアコード)をベースとしている。高級感…という意味で最も気を使ったのは車室内の静粛性だという。様々なハイテクも活用し、ノイズレベルを極限まで抑えた。

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新型『インスパイア』は北米市場で販売中の『アコード』(通称USアコード)をベースとしている。高級感…という意味で最も気を使ったのは車室内の静粛性だという。片バンクの気筒停止が可能となったエンジンの採用によって、車室内への振動の伝わり方も従来車とは違ってくるが、これを可能な限り抑えるハイテクも採用している。

「アクティブコントロールエンジンマウントという新アイテムを採用しています。エンジンの振動波形を専用のコンピューターで測定し、それを打ち消すような逆位相の動きをアクチュエーターに実行させます。従来のエンジンマウントでは吸収できず、ボディに伝わっていた不快なビビリ音は大幅に減少しています」と説明するのは、シャシーの設計を担当した田代浩・主任研究員。

「遮音材を使って車内の静粛性を高めるということは比較的簡単ですが、微振動によるノイズだけは抑える方法がありませんでした。静かなクルマであればあるほど、振動を原因とした音が気になる。特に今回は片バンク停止という、微振動によるノイズが増加しやすい条件がありました。地味ではありますがインスパイアの中では一番わかりやすい効果を発揮するハイテク装置ですね。全グレードに搭載しているというのもこれだけです」

静粛性を高めるアイテムはこれだけに留まらない。先代の『JPアコード・ワゴン』に搭載されていたアクティブノイズコントロールも搭載されている。スピーカーから逆位相の音を出し、耳に届く段階でノイズを打ち消すというもの。現行アコードは静粛性が向上されたために搭載が見送られたが、インスパイアで復活となった。

田代さんは「エンジンを動かさないで駐車しているときより、走っているときの方が静かに感じるかもしれない」と言うが、それはこうしたハイテク採用の恩恵であることは間違いない。

機器に頼らないという意味では、サイドのガラスの肉厚化によるところが大きいそうだ。USアコードでは厚さ3.5mmだったが、インスパイアではこれが5.0mmに拡大している。
《石田真一》

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