【ホンダ『Gathers』新ライン緊急取材】クルマの安全性を損なわないために2DIN

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04モデルでは2DINサイズのAVNタイプを6機種に拡大したホンダ車用の純正ディーラー装着ナビ、『Gathers』(ギャザズ)シリーズ。2DINモデルを一気に拡充した背景とは何なのだろうか。ホンダアクセスの商品企画部でギャザズシリーズを担当する沼田昌彦主任は「それはこれが純正品だからです」と強調する。

ギャザズシリーズのナビはディーラー装着となるが、純正品という看板を掲げている以上、「ナビ自体がクルマが持つ安全性を損なってはいけない」という大前提がある。発売前には実車に装着した状態でのクラッシュテストも行っており、そこでは拡張するエアバッグと干渉しないかなどのチェックが行われる。

「オンダッシュタイプのモニターはもちろん、インダッシュタイプのモニターも大きく開く助手席エアバッグが角に当たり、最悪の場合には破れてしまうこともある。そのために弊社としては2DINタイプのナビコンポ(ホンダアクセスではAVNタイプをこう呼ぶ)を拡充しました」と沼田さんは言う。

ギャザスブランドの2DINナビが出てきたのは2001年。当初は市販ナビにロゴを付けるのみだったが、昨年発売した03モデルからはメーカーからOEM供給を受ける形で専用モデルとなった。

その流れは今回の04モデルでも受け継がれたが、通常のOEMと違うところは供給したメーカーの名称もカタログに表記されていること。これは購入者から「どこ製のナビなんですか?」という質問が多いからだ。

《石田真一》

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