東京都はこのほど、『不正軽油撲滅作戦』の実績などを公表した。路上や工事現場などでディーゼルトラックの燃料を抜き取り調査したところ、2000年度には最悪で25%を超えていた重油・灯油の混和検出率が1%に激減した。キャンペーンの成果や、今年4月から硫黄分50ppmの軽油が市場に導入されたことなどが理由という。
また、脱税事件として5件を摘発、『不正軽油110番』には142件の情報が寄せられたという。都では引き続き、識別剤(クマリン)を除去した不正軽油を発見するための硫黄分析を新たに導入し、不正軽油の撲滅を続けることにしている。