25日、IRLインディカーシリーズ第4戦インディ500の決勝が行われた。200ラップ、3時間を超える激闘を制したのは、トヨタエンジンを搭載するペンスキーのジル・ド・フェラン。モナコGP、ルマン24時間レースと並び世界3大レースと称されるインディ500で、日本製エンジンが優勝を果たしたのは初の快挙だ。
同じくトヨタエンジンで出場した高木虎之介は5位で完走。「普段のレースなら必ずしも納得できる結果ではないが、インディ500という特別なレースでの結果なのでうれしい」とコメントした。
他の日本人ドライバーでは、ロジャー安川が10位、中野信治が14位に入っている。
レースは序盤はトヨタ勢が上位を独占。中盤からカナーンがトップ争いに加わり激しさを増し、181周目にはS・シャープが第4ターンでコンクリートウォールに激突するなど、イエローコーション続出の激しい展開となった。
4戦終了時点でのポイント争いは、カナーンが137ポイントでトップをキープ。優勝したド・フェランは108ポイントで3位に浮上している。マニュファクチャラーズポイントではトヨタが37ポイントでトップ。ホンダは6点差の2位に付けている。