ホンダは、走行状態、前走車との距離や相対速度から追突の危険性を判断し、警報によりドライバーに回避操作を促すとともに、ブレーキを制御して速度を低減、世界初の「追突軽減ブレーキ」(CMS)を新開発した。衝突時に自動的にシートベルトを引き込む「E-プリテンショナー」を組み合わせ、6月発売の新型『インスパイア』に搭載する。
CMSとE-プリテンショナーは、ミリ波レーダーで前方およそ100mにわたって車両を検知、車間距離、相対速度、予測した自車の進路などから、追突の危険性を判断、警報音や体感警報で、ドライバーや認知や回避操作を促す。さらに、ドライバーの踏力不足を補うブレーキアシストと乗員拘束力を高めるシートベルト制御や衝突前のブレーキ制御による速度低減などで衝突した場合の被害を軽減する。
自動でブレーキが作動して衝突の衝撃を緩和する技術の実用化は世界初。