独BMWは、中国政府から現地生産計画の認可を受けた、と発表した。現地のミニバスメーカー、華晨中国汽車控股(ブリリアンス・チャイナ・オートモーティブ・ホールディングス)との合弁計画。今秋から瀋陽で『3シリーズ』を生産・出荷する。
17日に、合弁会社設立の正式調印を行った。2006年までには生産規模を年間3万台に引き上げ、従業員も3000人を雇用する計画だ。合弁会社は、BMWが50%を出資する見通し。同社は、合弁会社に06年までに総額4億5000万ユーロを投資する。
中国では新車市場が急成長しており、2−3年後には、日本と同レベルの年間600万台規模に拡大するとも言われている。高所得者層による高級車への需要が特に高まっている。
中国市場では、同じドイツのライバル高級車メーカー、アウディがすでに現地生産をスタートしており、販売も好調。BMWが巻き返しを図る。