開幕戦で10位完走と期待通りの結果には届かなかったB・A・Rホンダのジェンソン・バトン。しかしデイビッド・リチャーズ代表は彼のパフォーマンスに心から満足しているという。
「レースでのジェンソンのパフォーマンスにはとても満足しているよ。非常に繊細なドライビングだったし、ジャックのいい面を引き出すことができたことによって、お互いに相乗効果を得られた。ジャックもジェンソンの実力がわかったはずさ。それこそが私たちが望むところ。ドライバーたちが正面からぶつかることによって、お互いの最善が引き出されるんだ」とリチャーズ代表。
あの疑惑のピットストップについては、「ジェンソンはかなり不満だったようだね。当然なことさ。あれほどピットで時間をロスしなければ、もっと上でフィニッシュできただろうからね。でもジャックは本当に無線のトラブルを抱えていたんだ。イヤーピースが外れてしまっため、彼の声がこちらに聞こえても、ジャックには聞こえてなかった。
おまけにエンジニアはピットボードを正しいタイミングで出さなかった。それでジェンソンのラップに入ってしまったわけだが、燃料はほとんどカラだったよ。不運だっただけで、ずるい策略ではないんだ」と説明した。