トヨタは27日、ミニバン『アルファード』のかじ取り装置に不具合があり、火災のおそれがあるとして国土交通省にリコールを届け出た。昨年11月から今年1月までに生産された『アルファードG』、同『V』の9261台が対象。
パワーステアリング駆動用ベルトの張力が過大な場合があり、ポンプ軸受け部が損傷して作動油が漏れ、最悪の場合、ポンプが潤滑不良により過熱し、火災になる。これまでに24件(うち火災3件)の不具合が報告されている。すべての車両の油圧ポンプとベルトを交換し、ポンプから漏れが見つかったクルマはギアボックスと油圧配管も交換する。