ホンダが27日に発表した2002年実績は、まるで非の打ち所がない実績。ただ、軽自動車の販売台数だけが、2年連続で減少した。
ホンダの02年の国内販売台数は前の年にくらべ4.6%増の90万2658台となり、過去最高となった。これは『フィット』を始めとする登録車の販売が伸びたためで、登録車だけの実績は同7.9%増の61万3959台だった。一方、軽自動車は同1.9%減の28万8699台で2年連続の減少になった。
ホンダは02年に新型軽乗用車『ザッツ』を投入したが、期待はずれの販売状況。主力の『ライフ』は98年以来、モデルチェンジしておらず、商品力が低下している。これに加えて、販売店はフィットの受注をこなすだけで、手一杯だった、という事情もあるようだ。