マツダは、フォードのスペイン・バレンシア工場で欧州向けの新型小型車『マツダ2』(日本名=デミオ)の生産を開始したと発表した。欧州で生産されるマツダ車はマツダ2が初めてで、年間4万台を生産する計画だ。
マツダはバレンシア工場に70人のエンジニアを派遣、高品質な商品を生産できるように準備を整えてきた。
マツダ2の投入で、欧州でマツダブランド力を高め、小型車セグメントで成長を図っていく。同時に、ユーザーに安定した供給体制を築き、為替変動の影響を受けにくくなるメリットもある。フォードにとってもマツダ2の生産で工場の稼働率をアップできる。
欧州市場向けのマツダ2は、4種類のエンジンを設定しており、ガソリンが1.2L、1.4L、1.6Lで、ディーゼルではコモンレール式1.4Lを設定している。
マツダ2は、フォードの『フィエスタ』とプラットホームを共通化しており、バレンシア工場ではフィエスタと混流生産となる。
●株式市場のチェック漏れはありませんか。メールマガジン「デイリーニュースランキング」では、毎日、自動車業界の株価の動向をウォッチングしています。ぜひ読者登録を。---