日産自動車は、高圧水素式燃料電池自動車『エクストレイルFCV』の大臣認定を11月末に取得、国内で公道試験を開始すると発表した。
エクストレイルFCVは、同社の電気自動車ハイパーミニで実用化した小型高性能リチウムイオン・バッテリーを搭載した高効率なハイブリッド方式の燃料電池車だ。乗員は5人で、最高速度は125km/h。モーターは減速機一体型同軸モーターで58kW。
燃料電池スタックは米国のUTCFC社と日産が共同開発したものを採用した。航続距離は1回のフル充填で約200km。
日産はこのFCVをベースに、改良を加え、当初予定だった計画を2年前倒しして2003年中に限定販売する計画だ。