トヨタがWiLLの第三世代モデル『サイファ』に搭載してスタートさせた、本格的な情報ネットワークサービスが「G-BOOK」だ。
基本システムは、タッチパネル付き6.5型モニターにGPSレシーバー、SDメモリーカードスロット、そしてデータ通信モジュールで構成される。あらかじめ用意されている256MBのSDカードには、日本全国の50mスケール以上の地図を収録。また動画や音楽データなどを保存して、車内で楽しむことも可能だ。
G-BOOKでもっとも注目すべき点は、下り144kbpsでのパケット通信が可能な「CDMA2000 1x」通信モジュールを内蔵したことだろう。
実際のスピードは、最近のメガ単位のブロードバンドに慣れてしまった状況からすると、決して速いとは言えないが、H"やP-inなどと比べればまあ速い。しかもトヨタはこの通信インフラをフル活用し、年間6600円という驚くような低料金を設定した。しかも定額制なので、いくら使っても料金は変わらないのだ。この設定には、多くの人が驚いただろう。
以下次回に続く