予選でアタック・ラップ時にキミ・ライコネン(マクラーレン)とクラッシュし、18番グリッドからのスタートとなったジョーダン・ホンダの佐藤琢磨。粘りの走りで12位完走を果たした琢磨だが、初めてのモンツァは困難の連続だったようだ。
「レース序盤は非常にハードだった。正直に言ってペースを掴むのに苦労したよ。マシンはドライビングがかなり困難だったため、序盤では多くの時間をロスしてしまった。」という琢磨。
徐々にペースをアップさせたものの、10ラップ目でオーバーランを喫し、ミナルディの2台に抜かれ最後尾に沈んだ。燃料を多く積み、1回のピットストップを遅らせる作戦をとっていたが、残念ながら今回は裏目に出てしまったよう。
ピットストップ後にはマシンの調子も回復し、ラストは自己ベストタイムをどんどん更新する走りを見せた琢磨だが、時すでに遅し。次戦アメリカGPではもう少し運に恵まれる事を期待したい。