日本自動車販売協会連合会が10日発表した8月の中古車登録台数は、前年同月比で7.3%減の40万1121台となり、4カ月連続で前年水準を下回った。最もボリュームの大きい小型乗用車が10.7%の大幅な減少となった。
小型乗用車の8月の登録台数は20万2522台となり、8カ月連続のマイナス。今年に入ってからのマイナス幅では6月の12.3%に続く大幅な減少となった。1月からの累計登録台数も6.4%前年を下回っており、年間でマイナスとなるのは確実だ。
小型乗用車の中古車登録がマイナスとなっている理由としては、年式の古い中古車が多いこと。「新車購入時に下取りするクルマは古くて廃車になるケースが多いから」(自販連)だ。新車市場では『フィット』、『カローラ』、『マーチ』など新型車を中心に小型車は売れている。しかしその恩恵が中古車にはまだ巡ってきていないという。
比較的順調な普通乗用車も8月は2カ月ぶりの減少に。このため貨物車を含めた全車種がマイナスとなった。