日産『エルグランド』が減速——。日本自動車販売協会連合会がまとめた8月の乗用車車名別販売ランキングで同モデルは前月の10位から14位へとランクを落とした。ライバルのトヨタ『アルファード』は8位とベストテン内に残った。
両モデルは前月まで販売台数が拮抗しランキングもアルファードが9位、エルグランドが10位と上級ミニバン同士でつばぜり合いを展開していた。ところが8月はアルファードが8位の5557台と前月並みを確保した一方、エルグランドは3496台の14位へと急激にランキングを落とした。
好調さが伝えられる上級ミニバンだけに元祖であるエルグランドの落ち込み方には疑問符がつく。両モデルは発売当初からお互いを強烈にライバル視しており販売現場では大幅な値引き合戦が展開されていたという。激しい販売競争で日産は息切れしてきたか?
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