ベルギーGPではリタイアに終わったものの、評価が高かったのがマクラーレンのキミ・ライコネン。金曜、土曜と最速をマークし、予選ではただ一人王者ミハエル・シューマッハに対抗できる速さを見せ、自身初となるフロントロウを獲得した。
10年前にシューマッハのチームメイトとして活躍し、現在はデビッド・クルサードのマネージャーを務めるマーティン・ブランドルもライコネンの才能を高く評価する。「疑いようがない。今から2、3年後にはワールドチャンピオンシップはキミ・ライコネンとおそらくモントーヤ、そしてまだ見ぬ才能との争いになっているだろうね」とブランドル。
マクラーレンのマネージングディレクター、マーティン・ウィットマーシュもこう絶賛する。「彼が勝てるのはもうすぐさ。今シーズン中だと嬉しいんだけどね。彼は我々とともにワールドチャンピオンになるよ!」
スノーボードが大好きだということと、何事にも動じない態度から『アイスマン』と呼ばれているというライコネン。彼が表彰台のてっぺんに登る日はそう遠くないと周囲は評価を与えている。