車の盗難防止システムの販売会社であるロージャック社の調査によると、アメリカでもっともよく盗まれる車のトップ10は、ホンダ『アコード』、トヨタ『カムリ』、アキュラ『インテグラ』、ニッサン『マキシマ』、ホンダ『シビック』、ジープ『グランドチェロキー』、ホンダ『シビックSi』、フォード『エクスプローラー』、トヨタ『カローラ』、ホンダ『シビックDX』。なんとトップ10のうち8モデルが日本車、しかもシビックが3モデル入っている。
アメリカでは過去10年自動車盗難は減少の傾向にあったが、2001年は前年比5.9%増加と、再び自動車盗難が増えている。自動車関係者が首をひねるのは、トップ10に欧州車が入っていないこと。
ストラテジック・ビジョンによるトータルクオリティインデックスによると、欧州車の中でもBMWとフォルクスワーゲンはトップクラスの品質なのだが、盗難数は少ない。自動車泥棒にとって車の価格や品質はさほど問題ではないのか? という分析もある。
ロージャックでは「日本車を買わないこと、特にホンダ」というアドバイスを出しているそうだが、盗難数が多い=人気がある、ということでもある。日本車の不名誉な記録は当分続きそうだ。