ブレーキ、ステアリング、サスペンション、スロットルなどのドライブバイワイヤ技術の規格を提唱するFlexRayコンソーシアムは、フォードモーターの加盟を発表した。FlexRay規格は、2000年9月にBMWとダイムラークライスラーが半導体大手のモトローラとフィリップスを誘って、クルマの機械系統を電子制御に置き換えるべく共同開発を行っていた規格。その後、2001年8月にボッシュ、同9月にGMをコアメンバーに迎え、そして今回のフォードの加盟につながっている。FlexRayはドライブバイワイヤだけでなく、アクティブセーフティのための制御、パワートレインの制御、レーダーやビデオによる環境検知、テレマティクスの情報処理など、クルマの安全性、信頼性、快適性の向上に役立つとしている。コンソーシアムは2006年にはFlexRayによるクルマを発売したい考えだ。今回のフォードの参加によって、ビッグスリーすべてが揃ったFlexRayは引き続き他のメーカーにも参加を呼びかけているという。とくに世界3位の自動車メーカーであるトヨタの動向は気になるところ。偶然かもしれないが、今回のFlexRay説明会の会場はトヨタ自動車東京本社の目の前、東京コンファレンスセンターで行われた。
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