ニューマシン投入以来連勝を続けていたフェラーリをストップし、マクラーレンに今季初優勝をもたらしたデイビッド・クルサード。「嬉しいよ。今シーズンのスタートは厳しかったからね。今年勝つのはかなり難しい状況だったから、モナコでのレースにかけたんだ」と昨2001年のオーストリアGP以来という会心の勝利に笑顔でコメントした。
昨年のモナコGPはポールポジションを獲得しながらスタートでストールしてしまうという悪夢におそわれたクルサードだったが、今年は目の覚めるような見事なスタートを決めた。「去年は問題の多かったトラクションコントロールだけど、今年は素晴らしく機能してくれているよ。その後はバリアにぶつからないように気を配っただけ」
勝てば故アイルトン・セナに並ぶモナコ6勝目を挙げられたミハエル・シューマッハも「彼ら(マクラーレン)は素晴らしい仕事をした。勝利に値する内容だった。クルサードはいいレースを展開して、僕にチャンスをくれなかったね」と勝者をたたえた。