【株価】自社株買いで富士重工が人気化、日産は底堅い 

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米ハイテク企業の好決算で先高観が強まり、全体相場は4日続伸。物色対象が広がりをみせたことで、自動車株は利益確定の売りが目立った。

ホンダ、トヨタ自動車がともに20円安となり、いすゞは小幅ながら3日続落。三菱自動車工業、マツダも反落した。

日産自動車は、1041円と年初来高値を更新した後は売りに押される展開。ただし好業績の本命銘柄とあって、引けにかけ買い注文が入り、結局は前日比変わらずの1024円。8連騰でストップしたが、改めて底堅さを印象付けた格好だ。

こうした中、富士重工業が人気化した。今期業績が増収ながら2ケタ減益となる見通しで下げる場面もあったが、1400億円を上限とする自社株買いのニュースを機に上昇に転じた。不採算事業からの撤退、2006年度の販売台数70万台(2001年度比37%増)をコアとする新中期経営計画も評価され、前日比15円高の708円と続伸した。

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《山口邦夫》

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