NYダウの1万ドル台回復を受け、全体相場は大幅続伸。前日に引き続き、自動車株も上げる銘柄が目立った。
日産自動車が7日続伸し、前日比7円高の1011 円。一時1029円まで買われ、連日の年初来高値更新となった。外資系中心に買いが入り、出来高は市場第1位。
マツダがこの日、3月期決算を発表。黒字転換を果たし、今期の常利益は370億円とほぼ倍増(93%)見込み。さらに12億円・210万株を上限とする自社株買いも材料視され、17円高の402円と一気に400円台に乗せた。
富士重工業(スバル)は、大手経済紙が「不採算部門のバス車体、鉄道車両生産から撤退する」と報じられたことを市場が歓迎。29円高の669円と続伸した。
一方、いすゞは9円安の94円と急落。前3月期の最終赤字が従来予想と比べて膨らんだ(250億円→430億円)ことが失望売りを誘った。トヨタ自動車が4日ぶりに反落し、日産ディーゼル工業がさえない。
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