14日、岡山県・TIサーキット英田において2002年全日本GT選手権シリーズ(JGTC)開幕戦「GT CHAMPIONSHIP in TI」の決勝レースが行われ、国内レース最多の観客動員数をほこるレースイベントのシリーズが火蓋を切った。
優勝はポールポジションからスタートした松田次生/ファーマン組。スタートから最後までトップを明け渡さず、2位に28秒の差をつけチェッカー。これによりホンダNSXは2年連続開幕戦を制覇した。
また、予選2番手からスタートしたフィリップ/ライアン組が、一時は3番手へ後退するものの67周目に2番手の座を取り返し、2位表彰台を獲得、今シーズンから新型となったホンダ「NSX」がGT500クラスにおいて1-2フィニッシュを果たした。
ホンダと上位を分け合うトヨタ「スープラGT」勢はデュフォア/織戸組が予選から好調。決勝では一時2位にまで躍進して観客をわかせたが、ドライバー交代のトラブルなどで最終的に3位となった。
JGTCは今年から、ハンディ重量の減量を許されるのが前戦5位以下(従来は4位以下)になり、予選結果および決勝ラップタイムの上位3台に1ポイントずつ選手権ポイントを与える、選手権エンジンチューナー部門新設などのレギュレーション変更があり、接戦・熱戦が期待される。