ヨーロッパラウンドの開幕戦となるサンマリノGP(14日決勝)から、ホンダはニュー「RA002E」エンジンのエボリューション第一弾を投入する。これまでの3戦では信頼性重視のため回転数を減少させていたが、新エンジンは回転数を増やすと同時に内部摩擦を軽減させるためのモディフィケーションが施された。
ホンダ・レーシング・ディベロップメントの中本修平レース&テストチームマネージャーは「苦しいシーズンのスタートとなったが、戦いつづける決意に変わりはない。イモラで投入する新しい進化系のエンジンは飛躍的なステップではないものの、正しい方向に進む確かな一歩となるだろう」という。
さらに「我々の目標はF1でベストのエンジンを供給すること、そしてワールドチャンピオンシップを獲得すること。ゴール達成への第一歩が踏み出せると確信している」とニューエンジンへの自信を語っている。