横浜ゴムは28日、ドイツのタイヤメーカー、コンチネンタルと合弁で日本に、新車用タイヤ事業会社を設立すると発表した。今年2月に両社が結んだ「新車用タイヤ事業での提携」の契約に基づいた措置。一方、1982年からコンチネンタルと提携関係にあった東洋ゴム工業は同日、契約を3月末で解消すると発表した。
横浜ゴムとコンチの新会社は4月1日付で設立する。社名は「ヨコハマコンチネンタルタイヤ」とし、資本金一億円は両社が折半する。社長には横浜ゴムの上田啓吾取締役が就任する。従業員は39人。新会社は日本と韓国の自動車メーカーに対し、販売促進やマーケティング、技術支援などの活動を展開する。
一方、東洋ゴムは1982年から、コンチと技術交換・協力と相互生産委託契約を結ぶとともに、コンチの米子会社とも同様の契約を結んでいた。コンチが横浜ゴムと業務提携したことに伴い、12月末までとしていた契約期間終了を前倒しする。