トヨタ自動車は25日『コースター』に小型バスとしては初めてLPG(液化石油ガス)車を設定し発売した。
LPG車はディーゼル車にくらべるとNOx(窒素酸化物)やPM(粒子状物質)などの排出ガスが少ないという特徴がある。今回発売したコースターのLPG車は国土交通省が認定する「優-低排出ガス車」(最新規制値の50%低減レベル)を取得した。
LPGはガソリンにくらべ燃料代が安いためタクシーでは普及している。バスでは低公害車といえばCNG(圧縮天然ガス)車が中心でLPG車の設定はこれまでなかった。小型バスはバスの中でも車両重量が軽いためLPGのパワーでも充分な性能を発揮できるうえ、ディーゼルにくらべ静粛性も向上する。