開幕から2戦を昨シーズンの改良型マシンで戦ったフェラーリ。ウィリアムズの22ポイントに次ぐ14ポイント獲得は、フェラーリにとっては予定通りといったところだが、マレーシアではアクシデントさえなければもっと上が狙えただけに、がっかりした、とテクニカル・ディレクターのジャン・トッドは語る。
「予選のパフォーマンスを見ればわかるだろう。決勝もああなるはずだったんだ。ルーベンスのことは本当に残念だった。ああいうことはまれなんだ」。マレーシア1-2を決めたウィリアムズに対しては「今言えることは、そう、今一番近いライバルはウィリアムズだということ。でも状況が変化するのは速いから、マクラーレンのことをとやかく言うのはやめておおこう」とライバル意識をあらわにした。
現在チームはヨーロッパに戻り、ニューマシン「F2002」の開発作業を続けている。「確信が持て次第、ニューマシンを投入する」としているが、ブラジルGPからになるかどうかはまだ不明だ。