新型『マーチ』は重要な欧州戦略車。しかも、マーチが欧州名『マイクラ』で戦うヨーロッパBセグメントは、多くのライバルがひしめきあう超激戦区だ。
ちょっと考えただけでも、ルノー『クリオ(ルーテシア)』、プジョー『206』、フォルクスワーゲン『ポロ』、オペル『コルサ(ヴィータ)』、フォード『フィエスタ』と、ライバルの名前が思い浮かぶ。それだけボリュームも大きく、クリオはEU全体で年間約40万台、206は約60万台の実績がある。ポロはイギリスを含む西ヨーロッパで約33万台という数字だ。
さらに日本車も、トヨタ『ヤリス(ヴィッツ)』、ホンダ『ジャズ(フィット)』と、国内での成功を欧州でも実現しようと意気込んでいる。
そしてこのマイクラだが、旧モデルはモデル末期にもかかわらず13万台前後を販売。この新型では「17万台レベルにまで引き上げたい」とのこと。「地元欧州勢にはかなわないが、トヨタ・ヤリスのレベルまではがんばりたい」と意気込んでいる。ちなみにトヨタ・ヤリスは年間20万台前後の規模だ。
欧州市場向けはすべて英国工場で生産する。年末から立ち上がり、本格的に販売がスタートするのは来年からだ。
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