【フォード/ファイアストンいちおう決着】クルマの欠陥を示唆する資料はない

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アメリカNHTSA(運輸省・道路交通安全局)は、ファイアストン製タイヤ装着車の横転事故問題について、「フォード『エクスプローラー』の安全性を調査する必要はない」という結論を出した(既報)。

ファイアストン・タイヤ装着のフォード・エクスプローラーに事故が集中していたため、タイヤだけではなくクルマにも安全上の問題があったのではないか、という疑惑に一応のピリオドが打たれた形だ。同時にNHTSAは1998年以前に製造されたファイアストン・タイヤに欠陥があったことも指摘している。

ファイアストンの親会社であるブリヂストンでは様々な事故データを提出し、エクスプローラーの方に問題がなかったか検討するよう要請していたが、NHTSAでは「エクスプローラーは他のモデルと同様に、アメリカで最も安全なクルマのひとつ。ファイアストンから提出されたデータにはエクスプローラーの欠陥を示唆するものはなかった」としている。

《Sachiko Hijikata, US editor》

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