東海理化電機製作所は、高速道路などのETC(自動料金収受システム)に対応する車載器を発売した。当面、ドイツ・ボッシュの日本法人であるボッシュに製品を供給し、輸入車ユーザーでの需要を開拓する。
今回開発したETC車載器は、ディスプレイ、ICカードリーダー、通信アンテナを分割させた初の4ピースタイプ構造(ETCカードも含めて4ピース)となっており、コンパクト化した各部をユーザーの好みの場所に設置できる点が特長。
アンテナはフロントガラスに貼り付けて使用するタイプで、ダッシュボード周辺がすっきりとできる点がメリットだ。また、ETCカードを挿入するICカードリーダーを分離したことで、コンソールボックス内など車外から目立たない場所に収めることができ、万一のカードの抜き忘れ時の盗難を予防できる。
価格はオープンで、年間2万基を生産する予定。