【新聞ウォッチ】ホンダ、タイから乗用車逆輸入…日本の空洞化も一気に加速!?

モータースポーツ/エンタメ 出版物

気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2001年12月19日付

●自動車重量税、来年度予算閣僚折衝で一般財源化で合意、最大2800億円(毎日・1面)

●セーフガード問題、瀬戸際の交渉へ、きょう日中次官級協議(朝日・11面)

●ホンダ、タイから逆輸入、生産体制確立へ着手、国内雇用に影響か(朝日・12面)

●トヨタ、洋風外観の住宅発売へ(東京・7面)

●こちら特報部、行革推進本部の重大論点「クマは高速道路を横断するか」(東京・22-23面)

●F1日本勢待ち遠しいスタート、トヨタ、ホンダ優勝への意気込み(東京・26面)

●ホンダ、インドネシアでミニバン生産(読売・8面)

●「特殊法人整理」決定、道路公団は事業費圧縮不透明(読売・9面)

●自動車業界のリーダー、今年は張富士夫・トヨタ社長(日経・15面)

●国土交通省、Noxゼロに近い大型車、2005年まで試作車開発へ(日経・38面)

ひとくちコメント

ホンダがタイ工場で生産する『フィット』をベースにした小型車(排気量1.3リットル級)を2003年にも日本市場に逆輸入する。きのう18日付の朝日夕刊に、自動車業界に詳しい現地特派員がバンコク発で一面準トップで報じたのを、日経などがきょうの朝刊で後追い記事を掲載している。

これまでいすゞ自動車が中国製のトラックを逆輸入する方針を固めているが、アジアの自社工場で製造する乗用車を輸入するのは初めてのケースである。ホンダは2002年からスクーターなどの2輪車を中国の合弁工場から輸入することを決めているほか、業務用発電機などのエンジンも中国以外への輸出を狙っている。「人件費の硬直化した日本でのコスト削減には限界があることから、自動車産業がアジア諸国を輸出拠点とする動きは活発化する」(朝日)ことは間違いない。

自動車総連によると、自動車の海外移転が進めば、2005年頃には現在たずさわる従業員の2割弱の14万3000人が失職すると試算している。勝ち組のトヨタやホンダが逆輸入を率先するようなことになれば日本の空洞化がさらに加速することは避けられない。
《福田俊之》

編集部おすすめのニュース

特集