BMWモータースポーツ部長にして元F1ドライバーのゲルハルト・ベルガーが、F1復帰を目指すテストドライバーたちにきついアドバイスを送った。
オリビエ・パニスが、マクラーレンのテストドライバーを1年間経てBARホンダからF1復帰を果たして以来、格下チームの正ドライバーよりトップチームのテストドライバーとなってF1復帰を目指すパターンが増えてきた。ベネトンからマクラーレンのテストドライバーとなったアレクサンダー・ブルツや、ウィリアムズ・テストドライバーのマルク・ジェネなど、続々と第二のパニスを狙うドライバーたちにベルガーが厳しい一言。
「ブルツやジェネがF1のレギュラーシートに復帰するとは思えない。パニスの例は特別なんだ。彼はテストで非常に特別なパフォーマンスを見せていた。マルクは完璧な仕事をしてくれているし、敬意を持っている。しかし例外となるべき特別な才能は見当たらない。アレックス(ブルツ)も同じさ。もしマクラーレンがアレックスに特殊な才能を見い出していたならば、キミ・ライコネンの前にアレックスを使っただろう」と厳しい意見を述べた。