ハイテクセクターを中心に値がさ株に買い戻しが入り、全体相場は反発。円相場も軟化したが、自動車株には下げる銘柄が目立った。日産自動車、トヨタ自動車がともに3日続落し、トヨタは3000円割れ寸前まで下落。ホンダも前日比50円安の4670円と、4日ぶりに反落した。
ダイハツ工業、日野自動車工業の両社は、トヨタが世界規模で進める情報システム統一プロジェクトへの参加を報じられたが、株価はそろって軟調。三菱自動車工業、マツダもさえない。
こうした中、いすゞが5円高の82円と6日ぶりに反発。前日の取引終了直前にドイツ証券から大量の売り注文が出たが、同証券の入力ミスによるものと判明。70円ちょうどまで下げた時点で買い戻しが入り、出来高は市場第4位と高水準と膨らんだ。もっとも、経営再建にへの道は険しいだけに、先行きに関しては楽観視できない状況だ。