初日は4万5000人あまりの観客を集めたものの、比較的ゆったりと見物できた大阪モーターショーの会場も、会期2日目となる土曜日はさすがにかなりの混雑となった。それでも東京モーターショーのように一方通行規制などはなく、自由に歩くことができた。
日産ブースの最奥に位置するように設けられた『フェアレディZ』と『GT-Rコンセプト』の展示スペース前では、親子連れがクルマをバックに記念撮影(!!)をしたりしていた。にぎわいつつも、東京ショーのブースよりも広く取ったスペースのために余裕があるという感じか。
『スカイライン』好きな方々は、やはりGT-Rが気になるようで、実車を前に様々な意見を交わしていたが、やはり熱狂的であればあるほどスタイリングについては批判めいた意見しか出てこなかった。「これは『ローレルGT-R』やな」から始まり、「隣に置いたZの良さを強調したいからこそ、わざと変なデザインにしてるんやろ」、「突貫工事で作ったクルマに良いものはない」、「モデルのスカした兄ちゃんが気に食わない」、その他いろいろ…と、これを書いたら日産の広報部から絶対に怒られるというようなものまで、関西人でなければちょっと出てこないような辛辣・激烈・過激なコメントを聞くことができた。
裏を返せばそれだけ注目されているということでもあるが、スカイラインのDNA=丸目テールだけでは、やはり寂しいという印象が拭えない。