『MRワゴン』のエンジンは3気筒DOHCオールアルミ製で、可変バルブタイミング機構「VVT」付きノンターボと、インタークーラー付き「Mターボ」の2種類。特にターボチャージャーは、タービンの小径化とインペラを改良した新型だ。「過給圧を0.68barと低くしてタービンを小さくしたので、低回転域からトルクを太くすることができました」と語るのは、四輪パワートレイン設計グループ設計第一グループの笠井公人グループ長。ちなみに、MターボのMはマイルドのMだそうだ。低速トルクが太いとアクセル開度が少なくて済むので、実用燃費にはてきめんに効果がある。その点、このターボチャージャーは小排気量エンジンに適した形式だと言えそうだ。10・15モード燃費は、ノンターボのFFが18.4km/リットルで、その他のノンターボ4WD、ターボFF、ターボ4WDが16.8km/リットルと平均的な数値となった。
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