ミカ・ハッキネンの休養宣言により、マクラーレン入りが発表されたキミ・ライコネン。経験の浅いルーキーがF1界の中でもベストシートと称えられるトップチームに抜てきされたことに対して複雑な思いを抱いているのがライコネンのチームメイト、ニック・ハイドフェルド。
「マクラーレンの秘蔵っ子」と呼ばれ、99年にはテストドライバーも務めていただけに悔しさは隠しきれない様子。「僕だって行きたいよ。でも僕にはザウバーとの契約がある。しかもこれは僕の決断じゃない。メルセデス・ベンツの決断なんだよ。彼らは自分達が何をしているのかもっと自覚すべきなんじゃないかな。僕がそんなに多くの過ちを犯してきたとは思っていない。彼に劣る仕事は絶対にしていないよ」とハイドフェルド。
今季ブラジルGPでは初表彰台を獲得するなど、獲得ポイントでもチームメイトを上回っている。