30日、ドイツ・ケルンで2年前にF1参戦を発表して以来初めて、TMG(トヨタ・モータースポーツGmbH)の全貌をマスコミに紹介した。フェラーリ以外では唯一となるエンジン&シャシーの一貫製造にチャレンジするトヨタは約125億円をかけて敷地内を改造。
3万平方メートルの広大な敷地のF1部門はシャシーとエンジンが6:4の比率で分けられ、隣接する1万8000平方メートルの敷地にル・マン・スポーツカー・プロジェクト&ワールドラリー・ベースが置かれ、その他ドイツ・トヨタ社もあるという。550人もの従業員は27カ国から集まっており、ワールドワイドなF1界でも随一の国際色豊かさを誇る。
79年からケルン市をベースにしてきたTMGは地域社会に深く密着しており、最近は学校中退者をF1関連の仕事に見習いとしてトレーニングするプログラムも立ち上げたという。