【株価】全面安の中、ホンダが買われる局面も

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全体相場は平均株価1万2000円割れ寸前まで急落し、自動車株は連日の全面安。円相場が1ドル=124円台に反発したことも売り材料となった。日産自動車は、前日比5円安の860円と3日続落。スズキ、富士重工業も続落し、トヨタ自動車も40円安の4320円と下げた。

その中で、ホンダは比較的堅調な値動きだった。最終的には60円安の5460円と続落したが、一時は110円高まで買われる局面も。「4輪車用エンジンの海外生産比率を、2003年度までに6割まで引き上げる」と報じられている。現状の5割からアップすることで、為替の変動に影響されにくい経営体質が実現する見込みだ。

市場は米国株安に引きずられて、神経質な展開を続けている。好業績の続く自動車セクターの注目度は依然高いが、株価面で再評価されるのは市場全体が落ち着きを取り戻してからになりそうだ。

《山口邦夫》

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