ニューヨークタイムズは4日付けの紙面で、日産のアメリカ法人が実施している自動車ローンの金利が、白人と黒人で800ドルあまりの差額が生じていることを明らかにした。
報道によると、日産のアメリカ法人と日産系金融会社を通して組まれた自動車ローンのうち、1993年から2000年の間に契約されたものについて調査したところ、黒人の払う金利は同型車を購入して同様にローンを設定した白人のものより、平均して400ドル程度も金利が上回っていたとしている。特にひどかったのはメリーランド州とウィスコンシン州で、なんと800ドル近い差額が生じていたとしている。
アメリカでは広告問題で黒人団体がトヨタ車の不買運動を展開するという事件があったばかりだが、今度は日産にそれが飛び火しそうな勢いだ。