アメリカのエクソンモービルは14日、同社が開発を行う予定のロシア・サハリン沖プラント『サハリン1』から、バイプラインを使い、北海道や本州に天然ガスを供給する計画を明らかにした。
サハリン1はエクソンモービルの他、日本の石油資源開発や、伊藤忠商事、丸紅などが参加している大プロジェクトだ。早ければ2008年にはパイプラインを設置し、日本に向けた供給を開始するという。
これまでは発電用や産業用燃料、化学工業用原料、都市ガス用原料用として使用されてきた天然ガスだが、CNG(圧縮天然ガス)を燃料に使ったクルマが低公害認定されるなど、何かと注目を集めているだけに、新たな供給源の誕生はCNG車の普及に拍車をかけることにもつながりそうだ。