【株価】日中セーフガードをにらみ、トヨタの戦略車が無視される

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全体相場は反落。自動車株は朝方は円高を嫌気して下げたが、引け段階では高安まちまちとなった。

トヨタは、前日比変わらずの5010円。緊急輸入制限措置(セーフガード)を巡る日中協議が、はかばかしい進展なし。中国側の日本車輸入割当削減が依然不透明とあって、同社株に対しては様子見気分が大勢を占めた。大手経済紙朝刊で「アジア、南米向けに戦略車を投入」と報じられたが、完全に無視された格好。6日続落こそ免れたが、上値の重い動きが続いている。

一方日産自動車は、前日比9円高の812円と2日続伸。ホンダ、三菱自動車工業も続伸した。いすゞ、ダイハツ工業もしっかり。スズキ、富士重工業はともに反落し、マツダもさえない。

《山口邦夫》

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