全体相場は4日続落したが、自動車株は高安まちまち。マツダが、前日比11円安の310円と6日続落。
この日発表した前3月期決算は、連結経常損益が297億7000万円の赤字となり、最終損益は1552億円と過去最大の赤字。3期ぶりの無配転落となり、今期は経常利益20億円、当期純損益はトントンとさえない見通し。国内外ともに自動車販売で苦戦を強いられているだけに、売りが先行する展開となっている。
前日急伸した日野自動車工業は、4円安の606円と小反落。トヨタのてこ入れに期待する声が強く、一時は前日の終値を上回る場面も見られた。日産自動車が前日比6円安の811円と3日続落。スズキも続落し、富士重工業、ダイハツ工業が反落。
一方、急激な円高が一服したことを好感し、トヨタ自動車とホンダが、それぞれ70円高、170円高と反発。いすゞ、日産ディーゼル工業もしっかり。