22日、フォードが「ファイアストン社製タイヤに問題がある」として、自社の費用による1300万本規模(総額21億ドル)のリコールを決定したという内容の記者会見を行ったが、ファイアストンのジョン・ランピCEOは反論のコメントを早速発表している。
「今回のリコールは予防的措置とコメントしているようだが、問題があるのはタイヤでなく、クルマの方であることは明白だ。当社のタイヤに限らず、フォードの指定気圧で使い続けるとバーストの危険性は避けられない。フォードには何度もそれを告げたのに、要求はことごとく無視されている」
「 該当のタイヤには製造上の問題はまったくないと考えているので、予防的回収には意味がなく、したがって今回のリコール要求は容認できなかった」と語り、今回の一件がエクスプローラーの構造上の欠陥を隠したいというフォードの責任転嫁であることを強調した。