フォードがトヨタの関連会社であるアイシンの技術を使ってハイブリッドカーを製作する、という動きにGMが早くも敏感に反応。今後全社をあげてハイブリッドの独自開発に取り組む姿勢を発表した。
もともとGM、フォードは、日本のトヨタ、ホンダがハイブリッドにより低燃費を実現しようとして来たのに対し、空力抵抗低減や軽量化によるアプローチを研究して来た。ハイブリッドという分野ではかなりの遅れをとっている。今回フォードが2003年にはエスケープSUVのハイブリッドを発表する、としたのに対し、GMもSUV、ピックアップトラックのハイブリッド化を目指すことを明確にした。
トヨタ、ホンダがともに軽量ボディと小さなモーターによって低燃費ハイブリッドを実現しているのに対し、フォード、GMは消費者の意向に合わせたSUVのハイブリッド化、という姿勢。今後アメリカでハイブリッドをめぐる競争が期待される。